ICP-OES のトラブルシューティングとメンテナンスのガイド
メンテナンスのわずらわしさやダウンタイムを低減し、ラボのワークフロー全体を改善しましょう。ICP-OES の性能を最大限に引き出し、よくある問題を解決するためにご活用いただける詳細なガイドです。
Agilent ICP-OES 技術情報にようこそ – コストのかかるダウンタイムを最小限に抑え、すばらしい成果を達成するためのリソースを、このページからご活用いただけます。ハウツービデオやメンテナンス作業手順書、トレーニングなどを利用して、以下のことを実現できます。
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メンテナンスのわずらわしさやダウンタイムを低減し、ラボのワークフロー全体を改善しましょう。ICP-OES の性能を最大限に引き出し、よくある問題を解決するためにご活用いただける詳細なガイドです。
よくある問題の診断方法をご紹介します。定期メンテナンスのヒントとガイドラインもご覧いただけます。
ネブライザのタイプを比較し、クリーニングの正しい手法を紹介します。また、ペリスタルティックポンプチューブを最大限に活用する方法もご覧ください。
ネブライザ
ICP-OES の感度はプラズマに達するサンプルの量に依存します。そのため、ネブライザが粒子の細かいエアロゾルを安定して生成することで、高い精度が得られます。ICP-OES で精度や真度に問題がある場合、よくある原因の 1 つに、サンプル導入システムの性能の低さが挙げられます。アプリケーションで最適な性能を発揮できるネブライザのタイプをご確認ください。また、定期的にネブライザをクリーニングし、詰まりが発生した場合に除去するためのテクニックもご紹介します。
この技術概要では、ネブライザを定期的にクリーニングし、詰まりが発生した場合に除去する手順を解説します。
アプリケーションに合ったネブライザを選ぶことで、最適な性能を引き出し、詰まりにくくすることができます。
トーチ
トーチの設計もまた、ICP-OES の感度とマトリックス耐性に影響します。インジェクタ内径が広いほどマトリックス耐性は高くなります。一方で、プラズマの負荷を減らし有機溶媒の安定性を向上させるには、ナローボアインジェクタが必要です。サンプルマトリックス、塩、さらには炭素の蓄積による堆積物は、トーチインジェクタの詰まりの原因となります。インジェクタの詰まりにより、プラズマに導入されるサンプルエアロゾルの流れが制限され、感度や真度、精度が低下します。使用しているトーチがアプリケーションに推奨されているかどうかをビデオでご確認ください。また、トーチを安全にクリーニングし、詰まりが発生した場合に除去するためのテクニックもご紹介します。
この技術概要では、インジェクタを詰まりにくくして使用期間を延ばすためのテクニックをご案内します。
「標準」トーチは多くのアプリケーションで使用できますが、分析によっては特別なトーチが必要になる場合があります。
アジレントの新しい ICP-OES 用イナート(不活性)
柔軟性に優れたアジレントのスプレーチャンバは、最適な排水が可能になるよう内面処理されているため、常に高い精度を発揮できます。詳しくはこちら
アジレントのフルデマンタブルトーチ
一体型トーチやセミデマンタブルトーチとは異なり、フルデマンタブルトーチのインジェクタはツールを使わずに取り外せます。そのため、クリーニングや部品の交換が容易です。詳しくはこちら
Agilent OneNeb シリーズ 2 ネブライザ
OneNeb シリーズ 2 ネブライザには、フローブラーリングネブライゼーション技術が搭載されており、感度、精度、また溶解固形分に対する耐性が向上しています。詳しくはこちら
ICP-OES 装置
ダイクロイックスペクトルコンバイナ(DSC)の簡素化されたキャリブレーションにより生産性が向上します。また、シンクロナス・バーティカル・デュアルビュー(SVDV)はガスの使用を抑えながら高速な分析を可能にします。詳しくはこちら
便利な周期表
Agilent ULTRA 標準物質は、ISO 17025 および 17034 認証のもとで検査を受け、製造されています。化学的適合性や保管、安定性について、適切な標準物質を見つけるためのアドバイスを受けることもできます。詳細はこちら
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概要:柔軟性を大幅に向上させる新しいサンプル導入コンポーネントをご紹介します。分析困難なサンプルのマトリックスに対応できるようにするほか、機器のダウンタイムの低減、メンテナンスの簡素化、運用コストの低減によって日常的な業務ストレスの軽減に役立ちます。今すぐ見る
3 部構成:ICP-OES と ICP-MS のデータ品質に影響するエラーや干渉の特定と低減
概要:新しいサンプルマトリックスや新規汚染物質を測定する必要があるため、多くのラボが分析上の課題に直面します。不慣れなアプリケーションのためのメソッド開発は、詳細に文書化されて確立されたメソッドを使用することの多いラボでは難しい場合があります。この 3 部構成のウェブキャストシリーズでは、堅牢な分析メソッドを開発して問題のある結果を特定するために役立つツールと手法をご紹介します。問題の回避や是正のための手順も含まれています。今すぐ見る
アジレント原子分光分析のウェビナーシリーズ
概要:アジレントの最新の原子分光分析製品とアプリケーションを利用して、ラボの生産性をさらに向上させ、運用を効率化する方法についてご案内します。便利なヒントとトラブルシューティング、そして定期メンテナンスによって、機器の稼働時間を延ばすことができます。今すぐ見る
機器の稼働時間、ラボの生産性、高い分析精度を確保するためには、高いスキルの維持が不可欠です。Agilent University では、初心者向けコースから上級クラスまで、あらゆるレベルのスタッフに役立つ幅広い教育コースをご用意しています。コースはクラスルーム、オンサイト、またはオンラインで受講できます。多忙なラボのスケジュールに合わせてお選びください。
Agilent CrossLab は、サービスと消耗品を統合してワークフローをサポートし、お客様の生産性の向上や運用の効率化などの重要な成果を実現するための機能です。アジレントは CrossLab を通じてあらゆる場面で「見えない価値」を提供し、お客様の目標達成を支援します。CrossLab は、メソッドの最適化、柔軟なサービスプラン、あらゆるスキルレベル向けのトレーニングを提供します。